いまいちパワーが出ない!
あなたのランサーをリフレッシュする虎の巻
ランサーエボリューション4・5・6・7・8・9にお乗りのあなたへ
最近、いまいちパワー感がない。加速に以前のようなキレがなくなったような気がする・・・・ そんな悩みをお持ちのランエボユーザーは大変多いようです。故障でもないのに、以前とは違う、なにかがもの足りないと感じているユーザーのみなさんに耳寄りな情報をお届けします。

走行距離が8万キロを超えている車では、大きな効果を得られる場合があります。ぜひご相談ください。
コードリーダーによるセンサー類の点検
センサー類の不調はエンジン破損の最大原因
ランサーには多くのセンサーが装備されており、それらのセンサーからのフィードバックデーターをもとにECUが燃料やブースト圧の制御を行っています。センサーの性能が十分に発揮されていないと燃調が狂い、エンジン不調の原因となります。まず最初にすべてのセンサーからのフィードバックが正常に行われているかどうかを専用のテスターでチェックします。

不具合があった場合はもちろんですが、テスターでセンサーの異常が検知されなかった場合でもセンサーは年数を経て確実に劣化しています。

センサをリフレッシュすればフィードバック制御が緻密に行われるようになり、燃費の改善、動力性能の向上につながります。
OBD2コードリーダーによるシステムチェック:5000円〜
劣化が想定されるセンサー類の交換
ランサーに装備されている主なセンサー類は以下の通りです。それぞれ重要な役割を担っており、不具合は性能の低下を招きます。
オキシジェンセンサー(O2センサー)の不良では、実際の空燃費が検出できなくなるためECU内部のマップを使用した制御をするようになり黒煙が出てパワーの低下を招きます。エアフローセンサーの不良では加速不良や、アイドリングの不調、エンジンストールなどの症状が見られます。実際にこのような症状が出なくても、10年近くあるいはそれを超えて使用したセンサー類は必ず性能低下を起こしていますので、交換することによって確実に性能の向上が見込めます。特に後述するECUチューニングを行うお客様にはセンサー交換を推奨しています。エンジンの破損はECUチューニングそのものによるものではなく、各センサーから正確なフィードバックが得られなかったために起こる燃調の不良によるものがほとんどだからです。

主要なセンサー類をリフレッシュすることでエンジンの寿命を長くすることができます。
センサー名 機能 価格(概算)
オキシジェンセンサー 排ガスの酸素残濃度を測定してECUに送る。空燃費の制御に重要(エボ10には2個ある) 30000円〜33000円
エアフローセンサー エアクリーナーを通過した空気の量を測定し、ECUに送る 40000円くらい
クランク角センサー クランクシャフトの回転角度を検知。燃料噴射量や点火時期の制御 6000円くらい
ノックセンサー エンジンのノッキングを圧電素子で検出し点火時期を制御する 10000円くらい
プレッシャセンサー 吸気側の圧力を検知するセンサー。 15000円くらい
燃料ポンプは能力を出し切れていません
燃料ポンプがその寿命を終えた場合は燃料が供給されなくなるためエンジンが停止して判断がつきます。しかし経年劣化で性能の落ちてきたポンプの場合は、はっきりした症状がなくわかりにくいものです。ブーストアップをしてエンジンが壊れてしまったケースでは、その原因の大きなものとして燃料ポンプの不具合が上げられます。この記事で対象としているエボ4〜7/8などで走行距離が伸びている車両には燃料ポンプの交換を推奨します。燃料ポンプは燃料フィルターに組みつけられていますが、このフィルターの目詰まりもエンジン破損の原因です。高回転時、ハイブースト時に要求する燃料が供給されないとインジェクター(燃料噴射装置)は「カラ打ち」という現象を起こします。この結果、燃料が極端に薄くなるためエンジン内部の部品(ピストンなど)はあっという間に溶けたり割れたりしてしまいます。燃料ポンプは燃料タンクの中にあり気づきにくい部品ですが、非常に重要なパーツです。

アールエスタケダでは東名パワード製のハイフローフエルポンプ(255L/H)への交換をお勧めしています。
オルタネーターとバッテリーはすべての基本
オルタネーターとは車両に搭載されている交流発電機のことです。ランサーの最新モデルには大容量のオルタネーターが装備されており、安定した電圧と電流の供給がいかに大切かがわかります。コンピューターは電源がないと動きません、マシンが必要とする電源はバッテリーから供給されていますがバッテリーに常に充電を行っているのがオルタネーターです。バッテリーが性能低下を起こしていても、オルタネーターが性能低下を起こしていても正確な電圧と電流がコンピューターに供給されず、異常な命令がECUから出されてしまいます。我々はチューニグベースで考えた場合、オルタネーターの性能アップは必須だと思っています。近年のマシンにはカーナビやオーディオ、パワーウィンドウにHIDヘッドランプと多くの電装品が装備されており、バッテリーとオルタネーターには大きな負担がかかります。燃料ポンプ、センサーやECUを常に正常に動作させるのに欠かせない安定した電源を確保するためにもオルタネーターとバッテリーを見直しておくのは大切なことです。

交換する際には純正ではなく高性能なハイパワーオルタネーターへの交換がお勧めです。
アールエスタケダオリジナルハイパワーオルタネーターシリーズ
車種 ノーマル ハイパワーオルタネーター 価格(税別)
CT9A/EVO7 90A TYPE -1 120A 63000円
CT9A/EVO9 100A  TYPE -1 120A  63000円
CZ4A 130A 性能劣化がなければ交換不要 交換不要
※ノーマルオルタネーターの下取りが必要。 ※RST完全オリジナル製品です

オンラインショップへ
燃圧の調整でパワー回復
燃料ポンプから送られてきた燃料はレギュレーターという部品で適切な燃圧に調整され、インジェクターに送られています。パワーをあげることにより、多くの燃料を要求されますがノーマルの部品では要求される燃圧を維持できない場合があります。パワーアップ、ブーストアップなどを伴うECUチューニングをされる場合は高性能な燃圧レギュレーターへの交換が安心です。燃料ポンプの交換と同時に燃圧レギュレーターを交換すれば、燃料系の不安は解消されるでしょう。もちろん、タービンを高性能なものに交換する場合には必須の部品です。

アールエスタケダではお手ごろな価格の東名パワード製の燃圧レギュレータータイプSをお勧めしています。

タイプS:12600円

ECUチューニングに挑戦
アールエスタケダがリリースしているオリジナルマッピングのECUは、ボルトオンの交換により気軽にパワーアップが楽しめる製品です。しかしながら、これまでにご説明してきたエンジン制御にかかわるパーツにまったく無頓着なままECU交換のみを行うと、正確な制御ができずエンジン本体に大きなダメージを与えてしまいます。より安全にチューニングを楽しむためにも、マシンの周辺環境を整えた上でチューニングECUを導入してください。

オリジナルECUについてもっと詳しく


SPEC-Sの仕様からさらに踏み込んだ攻めのマッピング。タイムアップに欠かせない、低回転から高回転までのフラットトルク化を実現。WRCをはじめとするモータースポーツのトップカテゴリーで培った究極のECUをあなたのマシンにお届けします。(SPEC-C専用マッピングに加えアンチラグ、MIVEC仕様変更など様々なオプションをご用意)
おすすめのパワーアップメニュー
あなたのランサーをこれからも楽しく長く乗り続けていくために、ECUチューニングと同時にリフレッシュに挑戦してみましょう。トラブルなく、生まれ変わったランエボとサーキットやワインディングを駆け抜ける喜びをご体験ください。車種によって部品代金が異なるため、お客様のランサーの状態や年式に合わせてお見積もりを無料で作成させていただきます。いつでもお気軽にアールエスタケダまでお問い合わせください。

STEP 1/リフレッシュ&ECU交換
■センサー類の診断&システムチェック
■各センサー類の交換
■ハイフロー燃料ポンプへの交換
■燃料フィルターの交換
■ジェットポンプキラーの取り付け
■ハイパワーオルタネーターへの交換
■アールエスタケダオリジナルECU(SPEC-C)取り付け
STEP2/タービン交換&ECU交換
■センサー類の診断&システムチェック
■各センサー類の交換
■ハイフロー燃料ポンプへの交換
■燃料フィルターの交換
■ジェットポンプキラーの取り付け
■ハイパワーオルタネーターへの交換
■アールエスタケダオリジナルECU(現車合わせセッティング)取り付け
■TOMEI燃圧レギュレーター交換
■TOMEI ARMSタービンへの交換
STEP3/タービン交換&TOMEIコンプリートエンジンへの交換
■センサー類の診断&システムチェック
■各センサー類の交換
■ハイフロー燃料ポンプへの交換
■燃料フィルターの交換
■ジェットポンプキラーの取り付け
■ハイパワーオルタネーターへの交換
■アールエスタケダオリジナルECU(現車合わせセッティング)取り付け
■TOMEI燃圧レギュレーター交換
■TOMEI ARMSタービンへの交換
■TOMEI コンプリートエンジンGENESIS(2.3L)へのスワップ

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