2013年 JAF中部ジムカーナ選手権第4戦 BIG VANジムカーナIN 富山

BRZ深川が今季初優勝!
2013年6月9日(日) 富山県 イオックスアローザ 天候:晴れのち曇り 気温:28度
撮影:光崎 満

両トライともトップタイムをマークしての完全優勝を達成
マシンの確実な熟成を実感。
直前に参加した全日本ジムカーナ名阪ラウンドで6位入賞を果たしたBRZ。これまでのセットアップが正しい方向にあることを確信した深川は、年間サポートを受けているエナペタル社の強力なバックアップを受けてイオックスの開催直前にダンパーの仕様を大幅に変更した。名阪で得られた情報を元に、イオックスアローザのコースレイアウトに合わせるためだ。中部選手権でのシリーズ王者獲得は今年度のチームオーダーであり、深川自身の最大の目標。ここまで優勝なしの2位と3位でシリーズランキング1位をキープするだけに、勝利は喉から手が出るほど欲しい。

深川の頭の中には、それぞれのコースに対応するダンパーの減衰力・スプリングレート・タイヤのエア圧などのデーターベースが構築されている。初めのころのぼんやりとしたイメージから進歩して明確なチャートとして可視化できるまでになった。それほどにテストを繰り返し、練習に明け暮れてきたのだ。

僅差でファーストトライを制す。
ツインエントリーの渡辺がファーストトライを5番手タイムで終え、コースインフォメーションを深川に伝えた。アローザのコースは最初のアタックが重要。セカンドトライではコース上にタイヤコンパウンドが乗りタイムアップが難しくなる。ステディながらも力強い走りを見せた深川は1分20秒233でクラストップタイムをマーク。2位のライバル小川選手とは0.086秒の僅差ながら1位を守る。

セカンドトライで小川選手が猛チャージをかけるもタイムダウンを喫し、勝敗はファーストトライで決した。ラストゼッケンでコースインした深川は渾身の走りを決め自己ベストを更新。両トライともにトップタイムをマークして完全勝利を達成した。

今年からBRZで中部選手権への参戦を開始したアールエスタケダの渡辺は自身初となる6位入賞を果たし、次戦へ大きく弾みをつけた。

報告:武田浩美
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スタートを待つ深川選手

慣熟歩行でコースのポイントを掴む

コースインフォメーションを伝える渡辺

エニのビッグロゴが提供される

GPSデーターを解析する


ツインエントリーの渡辺も中部選手権初入賞の6位を獲得。着実に力を付けてきた


深川はイオックス初優勝となるだけに喜びもひとしお


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