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2011年 JAF中部ジムカーナ選手権第8戦 ARCハイスピードスラロームin鈴鹿
2011年9月11日(日) 三重県 鈴鹿サーキット南コース 天候:雨→晴れ 気温:32度
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クラス3位でシリーズ3位が確定した石原
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朝から降り始めた雨は激しさを増していた。ウェットでの戦いを予感させた朝の雨は一号車がスタートする頃には止み、太陽が顔を覗かせる。JMRC中部ジムカーナ選手権はそのステージを再び三重県の鈴鹿サーキットに移しての開催。ヴィッツを駆る石原裕也選手は、今期限りでマシンを変更し来シーズンからは新たなクラスへの移籍を計画している。鈴鹿に向けて万全のテストを繰り返してきた石原。マシンの動きはとても良くなってきた。
今シーズンからランサーエボ10をシリーズに投入した深川敬暢選手は手ごわいニューマシンと格闘してきた成果が現れ、直前のテストでマシンをコントロール下に置くことができるようになってきた。今回はサスペンションのセッティングを根本から見直し、その効果は確実に形になって現れている。
今回のコースはスタート直後から、複合する高度なターンセクションと鈴鹿南の特徴的な連続S字コースを経て再び幅員の狭いコース上で連続するターンセクションが用意されるという「スーパーテクニカルコース」である。ミスを許さないコースレイアウトは、まさに磨かれた技を思う存分発揮する機会でもあるがちょっとしたミスで一気に下位に転落する危険もはらんでいる。
ファーストトライで、リズムに乗った走りを見せたヴィッツ石原はクラス2位で折り返す。かたや、セットアップが決まってきた深川もテクニカルセクションで今シーズンベストの走りを披露し、クラス3位をキープ。
午後からのセカンドトライは完全なドライになり多くの選手が大幅なタイムアップを果たしてきた。ヴィッツ石原もタイムを0.2秒更新したが後半のターンセクションでの走りに切れを欠き金澤選手にかわされ3位に順位を落とす。今回の鈴鹿ラウンドでシリーズランキング3位を決めた石原。大きく成長することができた一年であったがその陰には本人のたゆみない努力と、その背中を追い続けてきたN1クラスの偉大な先輩選手たちからのインスパイアがあったことは間違いないだろう。
タイムアップを狙いマキシマムアタックをかけた深川は、最初のアタックで効きに不安を残したサイドブレーキの不調が尾を引き順位を5位に落とした。しかしながら大きく改善されたマシンの動きはビデオの画像からも明らかであり、今シーズンをマシンの熟成にかけてきた深川にとって自らの方向性を検証するに十分な戦いとなったことだろう。
報告:武田浩美
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シリーズ3位を堅持した石原
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「アールエスタケダジムカーナチャレンジ2011」は上記のスポンサーの支援を受けてシーズンを戦っています。
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