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2011年 JAF中部ジムカーナ選手権第3戦 ZESTハイスピードジムカーナ
2011年5月15日(日) 愛知県 YRP幸田サーキット 天候:晴 気温:23度
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ミスのない的確な走りが冴える石原 |
4月下旬からテストを繰り返してきた新型ランサーエボ10。アールエスタケダのジムカーナチャレンジを代表するマシンとしてデビュー戦に向け、様々なセッティングを行ってきた。サスペンションはエナペタル社から供給された12段調整機構を備えたスペシャルストラット。仕様変更を重ねてどうにか前日練習会で暫定的なセットアップにまでこぎつけることができた。
テスト後にファクトリーに戻り深夜までさらにサスペンションの仕様変更作業を行ったマシンは翌朝幸田サーキットに持ち込まれた。深川は、マシンの感触を確かめるようにコースに滑り出す。前半のセクションではクラストップタイムをマークする岡部選手とそん色ないタイムを記録。着実に進化を遂げたニューランサーは着実にセクションをクリアしていくかに見えた。しかし、ゴールを目前にしたパイロンセクションで突然、深川のマシンがストール。パイロンを回りきれずにハーフスピンをして止まってしまう。深川は走行終了後に語ってくれた「突然ギアが抜けてしまった。再度シフトを入れなおしても駆動をかけるとギアが抜けてしまう。」昨日までに3クールを数えたコーステストではノートラブルだっただけに無念の幕切れ。マシンはすぐにファクトリーに持ち込まれ、トランスミッションの交換を受け、次戦イオックスアローザに挑む。
シーズンインからテストを繰り返し、マシンのセットアップを詰めてきた石原が今シーズン初の表彰台に加えて2位入賞を果たした。ファーストアタックで1分42秒695をマークした石原はセカンドトライでさらにタイムを削り1分42秒683でフィニッシュ。安定した走りで見事な入賞を決めてくれた。今シーズンのサスペンションセッティングにかける石原の意気込みは熱い。今年からエナペタル社のサポートを受けてシリーズに参戦する石原は、エナペタルダンパーの持てる力をすべて発揮することを信条にヴィッツを着実に進化させてきた。マシンの進化に合わせて確実に石原も成長してきている。その努力が結実する日も近いだろう。
報告:武田浩美
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表彰台で満面の笑みを浮かべる石原(左)
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セッティングの方向性を確認できた収穫のある参戦だっただけに無念。 |
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「アールエスタケダジムカーナチャレンジ2011」は上記のスポンサーの支援を受けてシーズンを戦っています。
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