2010年JMRC西日本ジムカーナフェスティバル in 九州
チャンピオンの実力をいかんなく発揮し、西日本フェスティバル優勝!

2010年11月26日(日) 福岡県大牟田市 会場:モビリティおおむた 天候:晴れ

気合十分で挑んだ西フェス。結果は公開練習、本番ともにトップタイムをマーク
公開練習から深川はクラストップタイムをマーク
中部地区でのRA4クラスシリーズチャンピオンを決めた深川は、今年のシリーズ総決算ともいえる「JMRC西日本ジムカーナフェスティバル IN 九州」の参戦へと駒を進めた。出発前からナーバスになることもなく、今回の参戦が楽しみでしょうがないと語っていた深川は大阪からフェリーを利用して海路で大牟田入りする。現地の気温は想像以上に低い。ラジアルタイヤを使用するRAクラスではタイヤの温度が上昇するまでに時間がかかる。いかに路面のインフォメーションを掴み、コントロールできるかで勝負が決まる。

低温に強いトーヨータイヤ勢は、これまでどおりプロクセスR1/Rを持ち込みダンロップZ1スタースペックを封じ込めるため全力投球してくるだろう。土曜日に行われた公開練習でしょっぱなから深川はアグレッシブな走りに徹する。低温に加え、路面には砂が浮いた状態。それでなくても滑りやすい路面でマシンを振り回しフィニッシュラインまでアクセル全開の走り。結果は脱輪5に加え、パイロンタッチを喫して最下位からのスタート。それでも、このトライには深川なりの考えがあったようで直後の報告では「路面の感触を掴むために思い切った走りで行った。インフォメーションはつかめたので問題はない」とのこと。言葉通り2本目の走行では2位を2秒余り引き離すトップタイムをマークし、その実力をまざまざと見せ付ける結果となる。

当日は晴天。ファーストトライからクラストップ。
翌日も天候はよく、気温が低いことを除けばコンディションは悪くない。公開練習から得られた結果を元にランサーのセッティングを変更した深川は最初のアタックからコースを果敢に攻める。インフィールドから飛び出した後、高速のコーナーの降り返しでは、マシンが大きくスライドし迫力満点の走り。本人曰く「一番痺れるコーナー」が勝負どころになる。タイムは1分19秒596。クラスで唯一の19秒台を叩き出し、文句なしの1位で午後のトライへ挑む。

午後になっても路面温度は上がらず、スリッピーな路面に手こずりパイロンタッチを喫する選手も少なくない。この時点で2位に着けている中部の野中選手が0.34秒タイムを更新するも深川のファーストトライには及ばない。深川は2トライで0.14秒のタイムアップを果たすが、ゴール直前のパイロンへの接触を判定され1トライ目のタイムが優勝タイムとなり、深川選手の西日本フェスティバル優勝が確定した。2位には野中俊哉選手、3位は九州勢の高山敏和選手。

8年ぶりのジムカーナ競技への復活。その決断は容易なことではなかっただろう。アールエスタケダの選手として戦いに挑む上で何が求められ何をしなくてはならないかを熟知している深川だからこそ、悩みぬいた末に出した結論だった。そして、最高の努力と磨きぬいた技術を武器にこのシーズンを戦ってきた結果が今回の優勝であると思う。いまこそ最大限の賞賛の言葉を深川選手に贈りたい。

報告:武田浩美
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優勝を決め、ガッツポーズ

自作のカラーリングヘルメットで挑む

Z1スタースペックのポテンシャルを実証

中部勢は大健闘

優勝/上位入賞選手が多数

地区対抗でも優勝し優勝旗を手にする川村氏

優勝盾を持って凱旋

西日本フェスティバル 決勝2本目

アールエスタケダのランサーはダンロップのタイヤサポートを受けてジムカーナ選手権に参戦しています。
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「アールエスタケダジムカーナチャレンジ2010」は上記のスポンサーの支援を受けてシーズンを戦っています。

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